サラリーマンの節税 極意の書

知らないサラリーマンは損してる!10年後に差がつく節税術

 

金投資で節税

現物資産である金投資のメリットとデメリットを紹介、サラリーマンが注意したい節税について説明します。

金投資のメリットとデメリットで考えるサラリーマンの節税

まずは金投資に関するメリットとデメリットを紹介します。

    金投資のメリットとデメリットで考えるサラリーマンの節税■メリット
  • 時代を超えて世界で通用する資産価値がある
  • 他の投資資産に比べて安定性がある
  • 長期的投資に適した資産形成が可能
  • 金貨や延べ棒、純金積立など投資のバリエーションがある
    ■デメリット
  • 利息や配当がつくわけではない
  • 保管の手間や保険料など維持コストがかかる
  • 為替相場の変動に影響を受ける

金投資は相続税と贈与税、どちらが節税になる?

純金積立が相続財産となった場合、評価額は死亡日の店頭価格が適用されます。
相続税の基礎控除額の計算式は以下の通り。
基礎控除額=3,000万円+(600万円×法定相続の人数)
そして税率は累進課税で最高は55%ですが、一部を以下に紹介します。

法定相続分に対する取得金額 控除額 税率
1,000万円以下 - 10%
1,000万円超~3,000万円以下 50万円 15%
3,000万円超~5,000万円以下 200万円 20%

実際には基礎控除額以下なら原則的に課税されることはなく、毎月10万円を数十年にわたって純金積立しなければ相続税はかかりません。

一方、贈与税では基礎控除が110万円となっているので、年単位で110万円以下の金を贈与していけば税金はかかりませんし、相続財産も減るために相続税対策にもなるのです。
ただし、親子間の純金贈与は親の死亡日から過去3年遡って贈与が相続とされる点には注意してください。

純金積立の譲渡課税に関する注意点

金を売却して利益が出た場合、所得は譲渡所得雑所得に分類されます。
1日に複数回取引するようなケースは雑所得になりますが、サラリーマンの金投資なら基本的に譲渡所得になるでしょう。
譲渡所得は保有期間によって税額は以下の2通りに分けられています。

  • 保有期間5年以内の短期/譲渡所得=売却価格-必要経費-特別控除50万円
  • 保有期間5年超の長期/譲渡所得=(売却価格-必要経費-特別控除50万円)×0.5

雑所得だと控除額は20万円で、譲渡所得なら特別控除が50万円、さらに5年超の保有なら所得が半分として計上されるので、金投資は長期で考えるのが妥当です。
こうした点を踏まえると、金投資は長期保有して贈与するには手堅い面がありますが、サラリーマンの節税目的としてはやや弱いかもしれません。

 
 
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